ギターの基礎からアドリブ・音楽理論までをプロのギタリストが分かり易く丁寧に個人レッスン。
TOP > 【福岡 ギター教室】 コンテンポラリー・ギター・スクール 福岡 日記 > デモ演奏動画「Guiter Ballad」の解析その2
さて今回もギター教室の日記らしく
前回の奏法の解析の続きで「Guiter Ballad」の
2コーラス目についてです。
前回のを参照してもらえば分かると思いますが
一応動画のURLとコード進行です。
https://youtu.be/_qN21styR4g
|Am7|FM7|Dm7|Bm7(b5)E7(#9)|
~2コーラス目について~
...
1小節目のAm7は
まず5thへクロマチックで行った後スライドで異弦同音へって
オーソドックスなギターらしいフレーズです。
2小節目のFM7は
前の小節の4拍目あたりからFM7のコード分散で入って
9thへチョーキングしてます。
チョークダウンから3拍目に向かっては
FM7の5th M7th 9thになるCのトライアドを意識したフレーズです。
またもやアッパーストラクチャーですね。
3小節目のDm7は
1コーラス目と同じくAm7的なブルージーなフレーズです。
ここでのポイントは音使いよりも歌いまわしで
最後のチョーキングの上げ方で粘りを出してます。
4小節目のBm7(b5)とE7(#9)は
3rd音程のモチーフが上昇していくフレーズです。
コードのRootから弾き始めるとコード・トーンの3rd音程の組、
経過音の3rd音程の組と交互になっていきます。
これでダイアトニック・アプローチのような効果が出ますね。
この場合はBm7(b5)Rootとm3rdで3rd音程の1組、次がb9thと11th。 次がE7(#9)の7thとb9th、次がRootと#9th。
後はモチーフについてです。
同じ音を2回ずつ弾くものですが
16分音符の裏から入ってる所がポイントです。
3コーラス目以降は教室にて、
次はSmooth Jazzの解析をやります。